人民元切り上げ

【香港】人民元、香港ドルの変動上限を突破[金融]

中国人民銀行(中央銀行)は7日、人民元と米ドルの外国為替取引で基準相場となる中値を1米ドル= 7.7496元に設定した。人民元が香港ドルのペッグ制(連動相場制)レートの変動幅の上限、1米ドル=7.75〜7.85HKドルの幅で米ドルに連動している香港ドルの変動上限を突破したことになる。

人民元は先月11日、1994年に公定相場と外貨調節市場相場の二重相場制が廃止されて以来初めて香港ドルの変動下限(1米ドル=7.85HKドル)を上回ったばかり。

8日付文匯報によると、市場関係者の間では、今週末に行われる先進7カ国(G7)財務相会議で人民元切り上げに圧力がかかるためとの見方が有力となっている。

一方、人民元と米ドルの金利差を3%に保つことは中国人民銀行(中央銀行)が人民元高の圧力緩和の重要な手段となっている。「米国連邦準備理事会(FRB)の利上げ中止が人民元切り上げの圧力を高めている」(市場関係者)との見方もある。

■HKMA「米ドルペッグ制は不変」

香港金融管理局(HKMA)は同日、「市場は(人民元が香港ドルの上限を突破したこと)に大きく反応していない」とし、香港ドルの米ドルペッグ制を堅持していく見解を示した。

人民元は今年1月以来、0.71%上昇した。マレーシアリンギ、フィリピンペソと並び、アジアで上昇幅が最も大きい通貨となっている。今年中に7%上がるとの見方も出ているという。<香港>

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