人民元切り上げ

元スワップ合意、香港・中国本土間で

香港の中央銀行機構である金融管理局(HKMA)と中国人民銀行(中央銀行)は20日、金融システムの安定性を強化するため、最大2,000億人民元(約2,270億HKドル=約2兆6,000億円)の通貨スワップで合意した。中国・韓国間の合意額を上回る規模は、中央政府の香港重視姿勢の表れといえる。両地間貿易の人民元決済に向けても重要な一歩と位置づけられる。

世界規模の金融危機に直面して、中国本土で事業展開する香港の銀行と香港で業務を手がける本土系銀行の短期流動性資金確保を担保するものとなる。これまで両地の銀行は、進出先でも各行自前の資金調達に依存していた。本土に進出済みの香港の銀行の総資産は4,000億元足らずであり、十分な枠組みを用意したと言えそうだ。スワップ期限は3年だが、双方の合意によって延長できる。

今回の合意は、昨年12月に中央政府が表明した香港支援策14項目の一つ。曽俊華(ジョン・ツァン)財政長官は合意の発表を受けて、「香港経済の安定的発展を図る中央政府の政策。国際金融センターである香港の地位を支えるもの」とコメントした。

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