香港 2009年2月2日(月曜日)
《安全》ランタオ島で鳥インフル、珠江から漂着か[社会]
漁農自然護理署は1月31日、ランタオ島の沙螺湾で発見したアヒル2羽とガチョウ1羽の死骸(しがい)から、H5型鳥インフルエンザウイルスを検出したと発表した。海上から漂着した可能性もあり、政府が確認を急いでいる。またAソ連(H1)型インフルエンザの流行の兆しがあり、こちらも注意が必要だ。
アヒル、ガチョウそれぞれ各1羽は先月29日に沙螺湾サッカー場近くの砂浜で発見。このほかアヒル1羽が同31日に同じ砂浜から見つかった。沙螺湾の対岸には香港国際空港(チェクラプコク空港)がある。
同署によると、死骸発見地から半径3キロメートル以内に家禽の飼育場はない。食品・衛生局の周一嶽(ヨーク・チョウ)局長は「珠江沿岸から漂着したのかもしれない」とし、「中国本土当局に確認を取る」と話した。また、付近で違法な飼育をしていた住民が、死骸を砂浜や海に捨てた可能性も視野に入れている。
一方、鳥を発見して通報した市民と、死骸を処理した係員計18人のうち、26歳のドライバー1人が呼吸器系の不調を訴えている。ただドライバーは死骸と接触していないといい、鳥インフル感染の可能性は低いとみられている。
同署は◇野鳥の死骸を見つけたら通報するように◇生きた鳥や鳥のフンに触れない。接触した後は手を洗う◇鳥肉や卵はよく火を通す――などの注意を呼びかけている。
■Aソ連型インフル流行
また衛生防護中心によると、1月24日までの1週間で確認されたインフルエンザの感染は105例に達した。前週の69例から大幅に増加している。ウイルスはAソ連型が中心。政府は昨年11月から6歳以下の幼児への予防接種に補助を出しており、これまでに8万人が接種を済ませている。<香港>