中国 2009年4月24日(金曜日)
【上海モーターショー】中国メーカーが自主ブランド攻勢、国内で台頭も[車両]
中国の大手国有メーカーや民間メーカー各社がそろって、現在開催されている第13回上海国際汽車工業展覧会(上海モーターショー)で、自主ブランドの乗用車を大量に公開し、内外の注目を集めている。その多くが将来の量産を見込んだ車種で、国内市場で自主ブランド車が台頭する兆しともみられている。【広州・吉沢健一】
大手国有メーカーの東風汽車は、約4年の開発期間を経て自主ブランド「風神」の6車種を初めて公開した。6車種のうち、3車種はハイブリッド車や電気自動車のコンセプトカーなどだが、3車種は量産型車種。ミドルセダン車「風神30」は価格は10万元(約143万円)前後で、今年5月から発売する予定。同社は自主ブランドの量産型車種で市場への攻勢をかける。
上海汽車も自主開発のコンセプトカー「名爵MG6」を初公開した。南京汽車を買収し傘下に収めた後で初めて発表するMGブランドの新型車で、昨年発表した自主ブランド車「栄威550」をベースに開発された。
また、トヨタやホンダとの合併先である広州汽車も、自主ブランドのコンセプトカー「VIP-Lounge」を公開。来年下半期にも自主ブランド車を市場に投入していく意向を示している。
地方に拠点を置く民間メーカーも自主ブランド車を多く出展している。奇瑞汽車は「瑞麒G6」など4ブランドの32車種、吉利汽車は、ロールスロイスに似た高級セダンの「GE」など3ブランドの22車種を発表している。
■自主ブランドが日系の脅威に
自主ブランド車の販売量は伸びている。中国汽車工業協会によると、今年1月の普通乗用車販売台数で、中国自主ブランド車が全体に占める割合は29.7%に達し、初めて日系メーカーを上回った。3月はさらに30%の大台を突破したともいわれ、今後自主ブランド車が欧米や日系メーカーの強力な対抗馬として市場占有率を高めていく可能性も指摘されている。23日付南方都市報などが伝えた。<全国>