中国 2009年4月27日(月曜日)
中国陣営がCBHD商品化、ブルーレイに脅威[IT]
家電大手のTCL集団と新科電子集団の2社はこのほど、次世代DVD規格、中国産高精細光ディスク(CBHD)の自社ブランドディスクプレーヤーを発表した。中国独自の国内規格であるCBHD初の商品化で、5月の労働節連休前には中国市場で発売される見込み。低価格を前面に出しており、ソニー、フィリップスなどを中心とするブルーレイ(BD)陣営にとっては大きな脅威となりそうだ。【北京・西原哲也】
次世代DVD規格については、2008年2月に東芝がHD―DVD事業撤退を発表して以来、ソニーなどが率いるブルーレイディスク(BD)が圧倒的優位となっていたが、中国政府の全面支援を受けた独自の高精細ディスク開発を進めてきた中国メーカー陣営が、新たな強敵として現れた形となっている。TCLと新科に続き、清華同方も近くディスクプレーヤーを発売するという。
ブルーレイに対するCBHDの強みは、何といってもその価格。ブルーレイのプレーヤー価格は約5,000元(約7万円)、ディスクは1枚約170〜250元であるのに対し、今回発表されたTCLと新科電子の両ブランドのプレーヤーは共に約2,000元、CBHDディスクは約55元と、ブルーレイの半額以下だ。
TCLは年末までに製品を6モデルまで増やすとしており、CBHDは2011年までに中国内だけで約7,000万台が売れるとの見通しもある。
中国唱片総公司や中唱勝利映音など映画・音楽レコード業界大手も、年内に100種類のCBHDディスクを発売するとしているほか、既に月産50万枚体制の生産体制を整えるなど、官民上げての準備が進められている。
23日付チャイナデイリーによると、米大手映画会社ワーナー・ブラザーズは、中国でブルーレイのディスクを発売するとしているが、CBHDについても「支持する」ことを明らかにしている。<全国>