タイ 2009年5月12日(火曜日)
家具イケアが出店へ、合弁でSC開発[製造]
スウェーデンの家具販売大手イケア・グループと商業施設開発の地場系サイアム・フューチャー・デベロップメント(SF)は、合弁でショッピングセンター(SC)を開発する。売り場面積19万平方メートルの施設を、2011年にバンコク東郊でオープンする計画。イケアは国内初店舗となる家具販売の「イケアストア」を施設内に出店する。昨年にタイで委託生産を開始しており、小売り進出で事業を拡大する。
シンガポールとマレーシアでイケアを展開するイカノと、サイアムが11日、合弁の合意書に調印した。資本金25億バーツで新会社SFデベロップメントを昨年に設立済み。両社はそれぞれ49%を出資した。
新会社は100億バーツを投じ、バンナー・トラート通り9キロ地点の敷地46万平方メートルに2階建てSC「メガバンナー」を建設する。今年末の着工を予定。百貨店や映画館、衣料品店、情報技術(IT)製品店、レストランなども入居させ、20歳以上の中高所得層を中心に年4,000万人の集客を目指す。
イケアストアの売り場面積は4万平方メートル。国内生産、輸入の家具を販売する。百貨店は複数社を候補に交渉を進めており、面積は2万〜3万平方メートルを予定。映画館は複合映画館(シネマコンプレックス)最大手メジャー・シネプレックス・グループ(MAJOR)が運営する。
サイアムのノッポン最高経営責任者(CEO)は調印式で、「外国投資を呼び込んで2万人の雇用を創出し、国内経済に寄与できる」と語った。
同社は現在、SC29カ所を運営しており、テナントスペースの総面積は26万平方メートル。11年には50万平方メートルへの拡大が見込めるという。
イケアは昨年、木製家具製造大手のSPSグループに5年間で150億バーツ規模の生産を委託。高成長の見込めるアジア地域で販売を拡大する方針を示していた。昨年から中国での出店を加速しており、マレーシアでも新店舗の開設を検討している。