シンガポール 2009年5月18日(月曜日)
三洋電機、環境配慮型の家電を順次投入[家電]
三洋電機は、環境に配慮した製品ラインアップを海外市場に相次ぎ投入する。今年7月からニッケル・水素蓄電池「エネループ」の新製品のほか、同蓄電池の派生製品群「エネループ・ユニバース」を日本国外では初めてシンガポールで販売開始する。地域販売拠点がある同国から市場展開することで、環境と経済性の両面を追求する同社製品の存在感を示していく意向だ。
三洋電機モバイルエナジーカンパニーの白井浩明グローバルCRM事業部部長は「2007年に新コンセプト『シンク・ガイア(Think GAIA)』を打ち出して以来、環境への配慮と経済性を追求した製品群の開発を推進している。世界的にも環境に対する意識が高まっており、太陽電池と蓄電池の両分野で優位にある当社製品を海外に投入することにした」と話す。
三洋エナジー(シンガポール)の地域セールス・マーケティング担当シニアマネジャーである松井健浩氏は「エネループは日本のニッケル水素電池市場で60〜70%のシェアを占めているほか、世界中60カ国で販売しており、今年3月末時点で8,000万セル、年内には1億セルを達成できる見通しだ」と述べた。シンガポール市場への投入については「地域販売拠点があると同時に、環境への意識が高いこと、購買能力が高いことから販売開始を決めた。今回の投入で販売数を加速させると同時に、周辺各国の市場進出への足がかりにしていきたい」と説明した。
エネループの単一、単二電池2種類と全種類の充電に対応できる新型充電器ユニバーサル・チャージャーのほか、派生製品のエネループ・ソーラーライトを投入する。同製品は、太陽光エネルギーを使用したUSB出力・発光ダイオード(LED)ライト。日本でも販売して間もない単一、単二電池2種類と、新型充電器の販売でエネループの存在感を高めると同時に、太陽電池を内蔵したソーラーライトで同社の環境への取り組みをアピールしたい考えだ。
シンガポールでの販売後、年内にもマレーシア、フィリピン、インドネシア、中東へと販路を拡大する。また、シンガポールにも、このほかのエネループ関連商品の投入を計画している。