ベトナム・インドシナ 2009年8月6日(木曜日)
新型インフルで国内初の死者、29才女性[社会]
保健省は4日、新型インフルエンザ(H1N1型)による国内最初の死者が発生したと発表した。国内の感染者は累計995人に達している。5日付サイゴンタイムズなどが報じた。
死亡したのは、中南部カインホア省ニャチャン市でベトナムのうどん「フォー」を販売する29歳女性で、氏名は「チャン・ティ・キム・L」と公表されている。入院先のカインホア総合病院で3日夜亡くなった。
女性は7月25日から熱、鼻水、せきなどの症状が現われ、29日に市内の87軍事病院で診察を受け、ウイルスが原因の肺炎で入院が必要と診断されたが、この日は帰宅。翌30日、呼吸困難を訴えて同病院に入院し、31日に新型インフル感染が確認された。8月3日にカインホア総合病院に転送されたが、呼吸困難で死亡した。
女性の9歳の息子も新型インフルに感染しており、1日からカインホア総合病院に入院している。容体は安定しているという。
■病院内でも感染拡大
保健省は4日、全国で新たに24人の新型インフル感染者が確認されたと発表した。24人の内訳は、北部11人、南部10人、中部3人。これにより、国内の感染者は累計995人になった。
ホーチミン市タンビン区のトンニャット病院では4日、医師、看護士など職員9人の新型インフル感染が確認された。
ハノイ市カウザイ区イエンホア集合住宅でも、住民3人の新型インフル感染が確認された。最初に発症したのは、シンガポール旅行から帰国した49歳男性で、その後男性の家族2人に感染したと見られる。
ベトナム航空、ジェットスター・パシフィック航空など、航空各社は、乗客と接触する従業員を中心に、新型インフル感染予防のため、マスクの着用を義務付けた。<ベトナム>