タイ 2009年10月5日(月曜日)
理化電子、部品検査プローブの生産開始[製造]
精密部品の製造・販売を手掛ける理化電子(本社:東京都大田区)は、中部アユタヤ県で電子部品検査用プローブの生産を開始した。米国と日本から生産の一部を移管。初年度は月産100万本を計画し、全量をシンガポールの販売拠点へ出荷する。現在は賃貸工場で生産を行っているが、来年中をめどに約2億円を投じ、自社工場を建設する計画。
工場は、新会社のRIKA ELECTRONICS (THAILAND)が運営する。当初の投資額は5,000万円。段階的に生産品目を約100品目まで引き上げ、来年にも月産量を200万本に倍増させる計画。製品はシンガポールの販売会社が、米国や欧州、アジア向けに販売する。
電子部品検査用プローブは、これまで米国と日本の熊本工場で生産。今後はコスト削減や生産性向上のため、それぞれ生産量の100%、60〜70%をアユタヤでの生産に切り替える。ただ、2カ国とも少量多品種で生産を行っていることから、工場稼働を継続する方針。また、最先端技術などの開発拠点として、両国の拠点を活用する。
タイでの生産開始の理由について、理化電子の戸田敏博代表取締役は、「勤勉な国民性で、生産性が高い上、中国などと比べ労働者の賃金が安定している」と説明した。
現地法人は8月に設立した。資本金は2,000万バーツ。昨年9月にシンガポールに設立した地域統括会社RIKA ELECTRONICS INTERNATIONAL ASIA PACIFICが100%を出資している。従業員は日本人3人を含む24人で、将来は44人まで増員する計画。
理化電子は台湾、マレーシア、上海にも販売拠点を持つ。