ベトナム・インドシナ 2010年2月9日(火曜日)
コクヨ、現地向けノートを本格販売へ[製造]
コクヨ(大阪市)の子会社、コクヨ・ベトナムは現地での文房具販売を本格化する。これまでは日本への輸出が主体だったが、今後は学生を主な対象にしたノートなど紙製文具を製造し、3年後に国内販売で年間10億円の売り上げを目指す。

コクヨの広報担当者によると、専用の生産設備を昨年6月、日本から北部ハイフォン市の工場に移設した。同年9月に試験販売を開始し、ハノイやホーチミン市の小売店に商品を陳列した。今後、生産・販売を本格化し、3年後に内販で年間10億円の売り上げを目指す。
ノートの販売対象は学生という。コクヨのマーケティング調査で、ベトナム人学生は勤勉なため1人当たりのノート使用数が多いことが分かった。日本と同程度のノート消費量が見込める上、継続的な事業が可能と判断し本格販売を決めた。
ベトナムで販売するノートのデザインは、日本製の「Campus(キャンパス)」を踏襲した。原紙は地元製を使用するため、書き味は日本製とは異なるという。製本方式は無線とじで、見開き性に優れている。一方で現地の他社製品は、キャラクター入りのデザインが大半で、針金や糸でとじた製品が多い。
コクヨ・ベトナムのハイフォン工場は、野村ハイフォン工業団地に立地。従業員は現在約500人。内販商品の製造拡大で、今後増員する可能性もある。
同工場は2006年11月に操業。これまでファイル類やタックラベル類など事務用紙製品を生産し、日本への輸出がメーンだった。
コクヨは現在、ベトナム以外にタイ、マレーシアに自社工場、中国に委託工場を構える。<ベトナム>