インドネシア 2010年2月9日(火曜日)
日本の対イ投資収支、09年は37%減少[経済]
日本財務省が8日発表した対外直接投資速報値で、昨年の対インドネシア投資収支額は前年比36.8%減の467億円にとどまったことがわかった。対インドネシア投資収支は、対東南アジア諸国連合(ASEAN)投資収支の7.1%にすぎず、前年の25.8%から大幅に落ち込んでいる。

財務省が国際収支統計で公表したもの。1〜9月までは540億円だったものの、11〜12月に271億円が回収されたことから、通期では1〜9月を下回った。10月は198億円の実現額を計上している。
昨年上半期に回収額が実現額を上回ったのは6月で、回収額が14億円超過していた。
対ASEANの直接投資収支は、08年が2,866億円で、昨年は6,567億円に2.3倍増加している。インドネシアは、フィリピンやマレーシアにも抜かれASEAN6カ国(インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア、ベトナム)で最も低くなっている。
6カ国中で昨年に最大の対シンガポールは2,702億円、タイが1,521億円、フィリピンが751億円、マレーシアが578億円、ベトナムが531億円だった。
■1〜3月がピーク
1〜9月の確報値によると、対インドネシア直接投資収支は1〜3月が前年同期比2.8倍増の249億円、4〜6月期が2.9%増の72億円、7〜9月期が3.8%増の219億円だった。10〜12月期は前年同期の実現額367億円から、73億円の回収超過となったもようだ。
1〜9月の業種別でみると、輸送機械器具が最大の139億円。続く鉄・非鉄・金属の60億円を大きく引き離している。このほかに30億円を超えたのは、金融・保険の53億円、繊維の52億円、木材・パルプと、化学・医薬がともに48億円、ガラス・土石が32億円だった。
製造業の合計は428億円で、全体の79.3%、非製造業は112億円で20.7%となっている。
■イ統計では124件
インドネシアの投資調整庁(BKPM)が詳細を公表した昨年の外国投資実現額(石油ガス・鉱業契約、金融等を除く)の内訳によると、日本の投資件数は124件。投資額は6億7,894万米ドルだった。
全体の外国投資実現額は1,221件、108億1,516万米ドルで、日本は金額ベースで全体の6.3%。国別順位では3位だった。
全体のセクター別順位は、運輸・倉庫・通信が41億7,052万米ドル(51件)で首位。これに続く化学・医薬の11億8,309万米ドル(41件)、商業・修理の7億614万米ドル(424件)、金属・機械・電気の6億5,489万米ドル(121件)、自動車・その他輸送機器の5億8,338万米ドル(52件)などを大きく引き離してる。