マレーシア 2010年2月9日(火曜日)
東京海上の損保子会社、今年も成長見込む[金融]
東京海上ホールディングスの子会社で損害保険のトウキョウ・マリン・インシュアランス(マレーシア)=TMIM=は、昨年の保険料収入が堅調に伸び、引き続き今年も5%の成長を見込む。情報技術(IT)部門への投資にも力を入れるほか、店舗数も現行の22店から増やす方針を明らかにしている。
先月1日に就任したマイケル・ヘン新最高経営責任者(CEO)が明らかにした。昨年の保険料収入は7億リンギで前年の5億8,000万リンギから20%増。07年度比で約67%成長した。同CEOは「債券市場が08年から回復したため、高い投資利益を確保。保険料収入は経済の改善に伴って増加した」と分析する。ただし、今年は「国際的な需要がまだ本回復にいたっていない」とし、昨年のような大幅成長は見込めないと予測。保険料収入目標を「市場の成長率と同程度の5%前後」と設定した。
また、今年は200万〜500万リンギ程度を社内の情報技術(IT)部門に投資するという。同社の担当者は8日、NNAの取材に対し、「保険会社は常にシステムへ投資しているが、今年は例年より手を加える方向で計画している。段階的にシステムの改善を進めていく考えだ」と語った。具体的な投資内容については明らかにしなかった。
同CEOは地元紙に対し、「組織の足元を固め、現在だけでなく、将来への拡張性を持ったIT基盤を整備したい」との考えを示した。TMIMは同業他社の買収を通じて業務を拡大しており、07年にはアジア・インシュアランスを、昨年2月に地場の保険会社パングローバル・インシュアランスを、それぞれ買収している。
TMIMは先に、ジョホールのマーシリングに支店を開業した。ペナンのバタワースにも近く開く計画で、「すでに準備は整っている」(担当者)という。
マレーシアの損保事業は、グロス保険料や正味収入保険料で東南アジア最大。東京海上の海外事業では主要拠点のひとつとなっている。