フィリピン 2010年2月9日(火曜日)
BPO分野、売上高・雇用とも19%増[IT]
フィリピン・ビジネス・プロセッシング協会(BPAP)は8日、マニラ首都圏パサイ市で開かれた情報通信技術(ICT)産業に関連した催しの席上で、昨年のフィリピンの情報技術(IT)とビジネス・プロセス・アウトソーシング産業の売上高(海外向け)が、前年比19.0%増の72億2,530万米ドルに達したと明かした。

同協会で情報・調査部門を担当するビラタ専務理事が示したデータによると、内訳は、コンタクトセンター(音声BPO)が前年比22.0%増の50億米ドルで最多。総売上高の7割弱を占めた。バックオフィスとナレッジ・プロセス・アウトソーシング(KPO)の非音声BPOは、同35.0%増の11億1,800万米ドルと急成長を示した。
以下、◇ITアウトソーシングが5億6,800万米ドル(前年比5.5%減)◇エンジニアリング・サービス・アウトソーシング(ESO)・デザイン・プロセス・デリバリーが2億2,800万米ドル(同増減なし)◇トランスクリプション(転写)が1億8,680万米ドル(同3.0%増)◇アニメーションが1億2,000万米ドル(同増減なし)◇ゲーム開発が450万米ドル(同50.0%増)――。
同協会は今年の見通しについて、米国の需要回復などを背景に、上半期(1〜6月)に急成長が見込めほか、市場の多角化が進行すると予測している。
■就業者数は44万人に
昨年のIT・BPO産業を雇用面からみると、就業者数は前年比19%増の44万2,164人に拡大した。コンタクト・センターが23%増の28万人と堅調な成長を示したほか、バックオフィス・KPOも25%増の8万6,000人と2けた成長を記録。ITアウトソーシング(3万5,300人)、転写(2万224人)、ESO・デザイン・プロセス・デリバリー(1万2,000人)、アニメーション(8,000人)はいずれも前年比横ばいで、ゲーム開発は28%増の640人だった。