タイ 2010年3月8日(月曜日)
上場企業の昨年利益、経営改善で42%増[経済]
タイ証券取引所(SET)上場企業の昨年の純利益合計は4,465億1,000万バーツとなり、前年比42%増加した。売上高は減少したが、経営改善で利益率が向上した。産業分野別は、資源がトップで、金融、不動産・建設が続いた。昨年末の株価指数は前年末から63.24%上昇した。

SETは、2部市場(MAI)を含む上場企業561社(上場不動産投資信託=REIT26本含む)のうち適正決算報告を行った541社を対象に集計した。売上高合計は6兆3,900億バーツ。
SETでは、適正決算報告を行った482社の純利益合計が4,442億9,000万バーツと同43%増加。売上高合計は6兆3,400億バーツと14%減少した。
大型株100銘柄で構成される株価指数SET100指数の採用企業の純利益は46%増の3,910億2,000万バーツ、売上高は16%減少。売上高総利益率(粗利益率)は16%から19%に上昇した。
産業分野別の純利益合計は、資源が1,585億1,000万バーツ(77%増)でトップ。金融が1,013億8,000万バーツ(12%増)、不動産・建設が682億4,000万バーツ(54%増)で続いた。
企業別の純利益の上位3社は、国営石油PTT、素材のサイアム・セメント(SCC)、石油・天然ガス開発PTTエクスプロレーション&プロダクション(PTTEP)。
■指数63%上昇
SETの総合株価指数、SET指数は、昨年最終取引日の12月30日、734.54で引け、前年末の449.96から63.24%上昇した。昨年の最高値は751.86、最安値は411.27。株式時価総額は同64.60%増の5兆8,731億バーツ。
■2部は減益
MAI上場60社のうち適正決算報告を行った59社の純利益合計は26%減の22億2,000万バーツ。売上高合計は12%減の498億1,000万バーツ。
純利益上位は、◇タイ・ナカリン病院(TNH)=1億6,100万バーツ(3%増)◇運送のキアタナ・トランスポート(KIAT)=1億3,700万バーツ(243%増)◇情報技術(IT)機器のインターリンク・コミュニケーション(ILINK)=1億1,500万バーツ(13%増)◇プラスチック製品生産のタイ・プラスパック(TPAC)=1億1,100万バーツ(50%増)◇防虫剤など家庭用化学品の製造・販売を手掛けるシャーウッド・ケミカルズ(SWC)=8,100万バーツ(57%増)――。
昨年末のMAI指数は215.30で引け、32.00%上昇した。売買代金は50%増の3億7,200万バーツ、時価総額は77%増の391億3,000万バーツ。