ベトナム・インドシナ 2010年3月9日(火曜日)
労働市場が改善傾向、営業職は需給均衡[労働]
ベトナム最大のオンライン人材登録派遣会社ベトナムワークス・ドットコム(www.vietnamworks.com)はこのほど、同社のウェブサイトで掲載した求人・求職情報を基にした2009年第4四半期(10〜12月)の雇用情勢を発表し、労働の需給バランスが改善傾向にあると説明した。営業職の求人は企業の販売拡大に向け増大し需給はほぼ均衡したが、経理や管理などの事務職は未だ求職者数が求人数の3倍で、企業が経費を最低限に抑える姿勢がうかがえる。




ベトナムワークスが昨年第4四半期に新規掲載したオンライン求人を基に割り出した労働需要指数(求人指数)は20.1ポイントで、第3四半期に比べ5.2%上昇した。
労働供給指数(求職指数)は49.0ポイントで、第3四半期に比べ21.1%減少。労働の需給ギャップは、前期の54.2ポイントから約半分の28.9ポイントに縮小し、需給バランスは改善傾向にある。
■営業職求人8割増
求人指数を職種別にみると、営業が1.8ポイントで最も高く、昨年第1四半期の1.0ポイントから80%増加。財務・経理(1.4ポイント)が2番目に高く、管理・事務(1.1ポイント)、ソフトウエア開発・運用(1.0ポイント)、マーケティング(0.9ポイント)が続いた。
職種別の求職指数は、財務・経理が4.0ポイントで最も高かった。管理・事務が3.1ポイントで次に高く、人事、営業、顧客サービス(ともに1.9ポイント)が続いた。これら業種の求職は前四半期から25〜30%減少した。
主な職種における労働需給バランスをみると、営業職の需給はほぼ均衡した。経理・財務と管理・事務は、求職が求人の約3倍に上った。
■銀行が需給最多
業界別で最も求人指数が高かったのは1.0ポイントの銀行業界で、昨年第1四半期の0.5ポイントから倍に上昇した。建設(0.8ポイント)、化学(0.5ポイント)、通信(0.4ポイント)、広告(0.4ポイント)などが続いた。
銀行業界は求職指数でも最も高く、3.0ポイントに上った。次いで建設と航空・観光・ホテルが1.2ポイントで高く、広告と教育(ともに1.0ポイント)が続いた。
■両都市も求人伸び
求人指数を地域別に見ると、ハノイが約7.7ポイントで首位、ホーチミン市(約6.6ポイント)、南部ビンズオン省(約0.5ポイント)、中部ダナン市、南部ドンナイ省が続いた。
ハノイとホーチミン市は第3四半期からそれぞれ6.2%、6.8%増加した。ダナンとドンナイ省はそれぞれ56.5%、36.5%増加したが、南部ビンズオン省の求人は減少した。
役職別に集計した求人指数は、前期から5.1%上昇した経験者(マネジャー除く)が100ポイント近くに達し圧倒的に高かった。マネジャーレベルの求人は約35ポイント、チームリーダーレベルは約15ポイント、新卒は5ポイント以下だった。
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