タイ 2010年3月10日(水曜日)
楽天傘下の仮想商店街、機能を拡充[IT]
楽天(本社:東京都品川区)が昨年買収したネットショッピング大手タラート・ドットコム(Tarad.com)は9日、仮想商店街「プレミアムモール」の機能・サービスを拡充したと発表した。楽天のノウハウを得て、購入者への返金制度を導入するなど購入者と出店者の利便性や安全性を向上。出店する全店合計で初年度に1億バーツを売り上げると見込む。

既存サイトは各店舗への“場所”の提供にとどまるが、新サイトではタラートによる管理を強化。店舗・商品の審査や、製品が届かなかった場合の顧客への返金などを行う。
店舗支援では、販売数やアクセス数から売れ筋などを分析し、販売拡大のためのアドバイスなどを行う。また、信頼性向上に向け、セキュリティー面にも重点を置いた。出店数はまだ多くないが、2年後に1,000店に増える見通しという。
松尾俊哉・社長兼最高経営責任者(CEO)によると、提供する機能・サービスは、現時点で楽天が日本で提供するものの20%程度。ただ、3年後には30%以上に引き上げ、将来は日本と同等のサービスの提供を目指す。また、楽天トラベルのインターネット旅行予約サービスをタイで展開する方向で検討している。
タラートは1999年に設立された。プレミアム以外の仮想商店街を含め、昨年のサイト閲覧数は前年比43%増の1,300万人、出店数は36%増の17万8,000店。5年後に全店合計で売上高60億バーツを目指す。
楽天は昨年にタラートの株式67%を約3億円で取得した。