タイ 2010年3月11日(木曜日)
大型の太陽光発電など3件認可、投資委[経済]
投資委員会(BOI)は、三菱商事などが出資するナチュラル・エナジー・デベロップメント(NED)の太陽光発電事業を含む大型事業3件を認可した。発電所の出力は世界最大規模の73メガワット(MW)。中部ロッブリ県で来年の稼働開始を予定している。会議ではほか、省エネ事業などを対象に恩典の変更・拡大を決めた。
NEDの事業は投資額79億6,000万バーツ。先に1.9平方キロの土地を取得した。タイ発電公団(EGAT)に55MWを売却する計画で、2012年に電力供給を開始する。
同社の株主は、◇三菱商事の東南アジア発電事業の統括子会社ダイヤモンド・ジェネレーティング・アジア(本社:香港)◇民間発電大手エレクトリシティー・ジェネレーティング(EGCO)◇香港系CLPタイランド・リニューアブルズ――の3社。それぞれ33.3%を出資している。
BOIは一方、アマタBグリム・パワー3(ABP3)の発電・蒸気生産事業も認可した。投資額は56億バーツ。発電所は出力142メガワット(MW)で、毎時30トンの蒸気も生産する。2012年に稼働を開始し、EGATとアマタナコン工業団地(東部チョンブリ県)内の工場に供給する。
ほかに、NPSオーシャンスターの石炭海上輸送も認可された。投資額は9億2,200万バーツ。石炭をインドネシアとベトナムから運び、製紙大手アドバンス・アグロ(AA)の傘下企業が東部チャチュンサオに建設する発電所に供給する。
■省エネ関連など5項目で拡大
恩典の変更・拡大は5項目あり、2012年末まで申請を受け付ける。
昨年末まで申請を受け付けた恩典拡大措置の一部再導入も含まれ、今回は◇省エネ・代替燃料事業◇ハイテクを使用する事業◇環境配慮型の事業――が対象。法人税の8年間免除や機械輸入関税の免除などの恩典を付与する。立地はバンコク以外を条件とする。
また、自動車部品とプラスチック、電子・電気の業種の既存事業を対象に、輸出向け生産の原材料輸入関税を1年免除することなども決めた。
ほかの3項目は、省エネや代替燃料の使用を目的とした機械更新、新たな種類の製品の生産、環境問題改善のための投資が対象。各種条件を満たす事業に、機械輸入関税の免除や法人税減免などの恩典を与える。