フィリピン  2010年3月12日(金曜日)
マカティ市のオフィス、賃料下落続く[建設]

米系不動産サービス大手コリアーズ・インターナショナル・フィリピンがまとめた不動産動向調査によると、昨年第4四半期(10〜12月)のマニラ首都圏マカティ市中央ビジネス区(CBD)のオフィススペースの賃貸料と入居率が、前期(7〜9月)と同様、ともに下落したことが分かった。ただ、今年はともに上昇に転じる見通しだ。





マカティ市CBDのオフィス賃料の下落は6期連続で、直近のピーク(2008年中ごろ)に比べて20%落ち込んだ。

クラス別の平均賃料(1平方メートル当たり月額)は、最高クラスのプレミアムが720〜850ペソで、前期(750〜900ペソ)から4.8%下落。ピーク時の1,144ペソからは32%減少した。

グレードA、グレードBも、ともに下落しており、それぞれ前期比3.9%減の427〜813ペソ、同2.1%減の371〜455ペソとなった。

一方、入居率も下降傾向で、すべてのクラスの空室率が前期から上昇した。内訳は、プレミアムが0.5ポイント高の12.11%、グレードAが0.25ポイント高の8.86%、グレードB以下が0.51ポイント高の6.04%。

ただ、今年第4四半期には賃料・入居率ともプラスに転じる見通し。プレミアム、グレードA、同Bの賃料は、それぞれ5.1%、7.8%、7.7%上昇すると予測され、全グレードを合わせた空室率は7.32%から6.47%に下がる見込みだ。

■コンド家賃も下落

マカティ市CBDでは、コンドミニアムなどの家賃も下落した。高級3ベッドルーム(BR)の平均家賃は、1平方メートル当たり月額540ペソで、前期から1.7%下落した。空室率も4.7%から4.8%に上昇。ただ、コンドミニアム全体の空室率は8.1%から7.5%に下がった。

首都圏のほかの高級住宅地域の平均家賃(3BR)では、マカティ市のロックウェル・センターが675ペソに微増。タギッグ市のボニファシオ・グローバル・シティーは610ペソだった。

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