ベトナム・インドシナ 2010年3月15日(月曜日)
三井石油ら4社、オモンパイプラインに出資[資源]
国営ベトナム石油ガスグループ(ペトロベトナム)の子会社ペトロベトナムガス(PVG)は11日、ガスパイプラインの経営協力契約(BCC)の調印を三井石油開発を含む外資JV(共同企業体)と行った。ベトナム南西海域(タイ湾)から南部カントー市のオモン発電所につながるパイプラインが完工する2014年には、同JVが権益を持つ天然ガス生産が可能となる。
敷設額は10億米ドルを見込み、PVGが51%、外資では米シェブロン、三井石油開発、タイのPTTエクスプロレーション&プロダクション(PTTEP)の3社のJVが49%を投じる。
外資JVとペトロベトナム探査開発会社(PVEP)は、南西海域のB&48/95鉱区と52/97鉱区に権益を持つ。これまで数年間は天然ガスの販売価格で、ベトナム政府との調整が難航したため、パイプライン敷設ができない状態にあった。今回、建設に向けた契約が行われたことで、販売価格問題は、ある程度クリアしたと考えられる。
昨年11月にはグエン・タン・ズン首相が出席して、同パイプラインの起工式も行われたが、実際に工事は着工していなかった。建設に向けた契約を促すために、政府主導で式典を行ったようだ。
12日付ベトナム・ニュース(VNS)などによると、パイプラインは海底部分246キロ、陸上部分152キロの全長398キロで、カマウ、キエンザン、バクリエウ、ハウザンのメコンデルタ4省を経てカントー市に至る。日量1,830万立方メートル(年量64億立方メートル)の天然ガスをカントー市のオモン火力発電所に供給する。
オモン火力発電所は円借款で昨年完成した。重油で発電しているが、パイプライン完成後は天然ガス発電に切り替える。<ベトナム>