中国 2010年3月17日(水曜日)
広東に工場2カ所建設か、独VWが一汽・上汽と合同で[車両]
15日付京華時報は、独フォルクスワーゲン(VW)が来年にも、広東省内2カ所にそれぞれ年産20万台規模の完成車工場を着工する可能性が高いと伝えた。当初は20万台規模の工場1カ所とされていたが、生産規模を拡大することになる。建設地は、仏山市順徳や広州市増城が有力としている。【広州・吉沢健一】
VWの中国法人である大衆汽車集団(中国)のウィンフリッド・ファーランド総裁の話として伝えた。2工場は、それぞれ第一汽車集団と上海汽車集団との合弁、一汽大衆と上海大衆が事業主体として建設する。建設費はそれぞれ数十億元(数百億円)。来年にも着工し、2013年以降の生産開始となるとしている。関係者によると、来月23日から開かれる北京モーターショーで、まず一汽との工場建設計画について正式発表するだろうとした。
2つの工場の建設場所については、進出した場合の優遇政策などを各地の政府と協議している段階で、まだ確定していないようだ。これまでにその他の候補地としては、仏山市南海、東莞市内などが挙がっている。
VWは昨年11月、18年までの中国南方市場(浙江省、江西省、福建省、広東省、広西チワン族自治区、海南省)での販売戦略を発表した。同年までに販売台数を現在の15万台から50万台に拡大し、南方市場でのブランド占有率を08年の12%から全国平均規模に高める目標を掲げている。
日系ブランド陣地ともいえる広東省へのVW進出計画について、トヨタ系広汽豊田の葛原徹・総経理は、南方都市報の取材に対し、もし実現すれば広東の自動車産業の集積化につながると歓迎の意を示している。<広東>