マレーシア 2010年3月22日(月曜日)
2月CPIは1.2%上昇、今年は大幅上昇なしか[経済]
統計局はこのほど、2月の消費者物価指数(CPI、2005=100)が113.2ポイントとなり、前年同月から1.2%上昇したと発表した。事前予測の1.42%にはおよばなかったものの、3カ月連続でプラスを維持した。前月比では横ばいだった。


品目別にみると、構成比31.4%を占める「食品・非アルコール飲料」が前年同月比で1.3%上昇した。構成比68.6を占める非食品は全体で1.1%上昇。非食品の詳細をみると「住宅・水道・電力・燃料」(構成比21.4%)が0.9%上昇、「交通」(同15.9%)は0.8%上昇した。構成比は低いものの、「娯楽・文化」は2.6%、「教育」は1.7%、「レストラン・ホテル」は1.5%上昇した。逆に「衣類・履物」は2.2%、「通信」は0.4%それぞれ下落した。
財別では、非耐久財(構成比40.6%)とサービス(同47.1%)がそれぞれ0.9%、1.5%上昇した。耐久財(同8.0%)は0.7%のプラス。中間財(同4.3%)は1.6%低下した。
1〜2月のCPIは113.2ポイントで、前年同期比1.3%上昇した。
■今年は大幅上昇ない
ビジネス・タイムズがエコノミスト20人を対象に行った事前調査では、2月のCPIは平均で1.42%上昇するとの予測が出ていた。各社の予測値は1.2〜1.73%の範囲だった。
米シティグループのエコノミストは、政府が旧正月期間の2月10〜21日に豚肉やキャベツなど11品目の価格統制を敷いたことから、物価上昇圧力が抑えられ、CPI上昇率は1.4%になると予測していた。
今年通年のインフレ率については、政府が5月の実施を予定していた燃料価格引き上げ案を破棄したこと、電力価格の引き上げを延期したことを踏まえ、従来予測の2.3%から2.0%に下方修正した。
DBSバンクのエコノミストも、今年の物価上昇圧力はさほど強まらないと予測。景気回復を受けて中央銀行がすでに利上げに踏み切ったことなどから、通年のインフレ率を2.1%と予測している。
09年通年のCPI上昇率は0.6%だった。