インドネシア 2010年4月6日(火曜日)
株価最高値に、年初比でアジア最大伸び[金融]
5日の総合株式指数(IHSG)は続伸。前営業日比57.25ポイント(2%)高の2,887.246ポイントで終了し、終値の最高値を更新した。2008年1月以来2年4カ月ぶりとなる。年初からの上昇率は13.9%に達しアジアの主要市場で最高の伸びを記録している。
5日の出来高は47億9,460万株、売買高は5兆2,741億ルピアの大商いだった。これまでの最高値は08年1月9日につけた2,830.263を2%上回っている。
株価の続伸は、1日に発表された消費者物価指数が前年同月比3.43%にとどまったことから、6日に開催される中央銀行総裁会議で政策金利(BIレート)が6.5%に据え置かれるとみられることなどが好感された。1日にも終値で1.9%上昇しており、聖金曜日の連休明けに最高値の更新を実現した。
同日のアジア市場は、2日に発表された非農業部門雇用者数が堅調だったことを受け、総じて上昇している。
インドネシアの個別銘柄は、取引頻度上位20銘柄中で値上がりが16銘柄、値下がりが3銘柄、変わらずが1銘柄だった。
取引頻度最大の6,580回のジュンボ・ケーブルは2.6%高の780ルピアだった。プリマ・アロイ・スチールの34.4%高を筆頭に5銘柄が2けた上昇している。値下がり2銘柄と変わらず1銘柄は複合企業バクリー・グループの傘下企業となっている。
同日の外国為替市場では1米ドル=9,055ルピアまでルピア高が進み、年初から3.7%高となった。マレーシア・リンギットとインド・ルピーに加え、アジアで上昇する3大通貨の一角を占めている。
インドネシア証券取引所(BEI)が発表した2009年12月期決算は、営業収益が前期比6.5%減の5,483億ルピアだったものの、純利益は47.8%増の3,435億ルピアとなり、減収増益を記録している。
■フェロニッケル価格横ばいも
一方、国営鉱山アネカ・タンバン(アンタム)は、フェロニッケル価格が国際市場で2年ぶり高値をつける中、今年通期の平均平均は横ばいにとどまる可能性もあるとの見解を示した。
ジャカルタ・ポストによると、アルウィン社長は今年平均の予想として「非常に保守的な数値」として1トン当たりのフェロニッケル価格を1万5,000米ドルに設定していると語った。同社の昨年の決算報告書によると、昨年平均は1ポンド当たり6.77米ドルと前年比で32%下落していた。1トン当たりは1万4,928米ドルだったため、今年平均が予想通りだと0.5%の上昇にとどまる。
同社長は、現在の価格が2万3,000米ドルまで上昇していると指摘している。ロンドン金属取引所(LME)でのフェロニッケル価格は今月初旬に1トン当たり2万5,185米ドルとなり、2008年以来の高値を付けている。
同社は今年のフェロニッケル生産量を前年比47.4%増の1万8,500トン、販売量を33.9%増の1万9,000トンと予想している。
また先月末には、企業の社会的責任(CSR)活動の一環として、国営産業用電子機器製造LENインダストリと太陽光発電事業での覚書に調印している。
電力は北マルク州ハルマヘラ島の東部6村向けに供給される。事業費用は14億ルピアと説明している。