ベトナム・インドシナ 2010年7月28日(水曜日)
歯科器具のナカニシが越工場:海外初生産、VSIP2に[医薬]
歯科用高速回転機器・切削器具製造のナカニシ(栃木県鹿沼市)は、南部ビンズオン省ベトナム・シンガポール第2工業団地(VSIP2)に進出する。同社初の海外生産拠点だ。
ナカニシが100%出資する現地法人、NSKプレシジョンは来月設立予定で、資本金300万米ドル。建屋面積は4,000平方メートルとし、来年6月の稼働開始を目指す。従業員は初年度30人程度で、数年後には300人程度まで増やしたい考え。
ベトナム進出は、中国・インドをはじめとするアジアや中南米各国の需要拡大分をまかなうためで、日本での減産は考えていない。当初はセミノックダウン方式で、部材を日本から全面輸入する。その後、徐々に現地調達率を向上させてゆく考え。歯科用切削器具は多品種少量生産が多いため、海外製造が難しいが、大ロットで低価格商品の生産をベトナムに移管する。ナカニシの製品は世界130カ国で販売されており、売り上げの75%は日本国外だという。
ベトナム進出の理由について同社は、国民が勤勉であることや宗教色が薄いことなどを挙げている。