フィリピン 2010年7月28日(水曜日)
5月輸入、47億ドルに増加:単月で20カ月ぶり高水準[経済]
国家統計局(NSO)が27日発表した5月の輸入額(速報値)は、前年同月比31.4%増の47億5,340万米ドルとなり、7カ月連続で前年同月実績を上回った。単月ベースの輸入額としては、2008年9月以来の高水準。貿易収支は6カ月連続で赤字だったが、5月は輸出が18.0%増の42億4,078万米ドル(改定値)と好調だったこともあり、入超額は5億1,262万米ドルと前月から減少した。
品目別の輸入額では、電子製品が17.7%増の15億2,891万米ドルで、全体の32%を占めた。電子製品を構成する9品目中5品目が前年同月比で増加。半導体など電子部品は20.0%増の11億5,277万米ドルに膨らんだ。
電子製品を含む上位10品目でみると、穀物と有機・無機化学品を除く8品目がプラス成長。金属鉱石・金属スクラップの輸入額は、前年同月の6.1倍に相当する2億1,212万米ドルに激増。原燃料・潤滑油なども2.0倍の10億2,947万米ドルに急増した。
貿易構造では、原料・中間財が19.6%増の17億1,777万米ドルとなり、全体の36%を占有。資本財が22.2%増の12億8,873万米ドルで、原燃料・潤滑油および関連原料は10億2,947万米ドルに倍増した。
■国別はシンガポール首位
国・地域別の輸入額は、シンガポールが69.7%増の5億2,936万米ドルとなり、日本や米国を抜き首位に浮上した。2位の日本は23.1%増の4億8,372万米ドルで、3位のサウジアラビアは前年同月の4.4倍となる4億8,106万米ドル。米国は7.6%増の4億7,366万米ドルと1けた台の伸びにとどまり、前月の2位から4位に後退した。
一方、1〜5月の累計輸入額は前年同期比35.3%増の220億1,949万米ドル。国・地域別では、日本からの輸入が38.1%増の26億5,843万米ドルで最多だった。