オーストラリア 2010年7月30日(金曜日)
NZ産ワイン、豪国内で需要拡大続く[農水]
豪州のワイン市場でニュージーランド(NZ)産の好調ぶりが目立っている。調査会社ニールセンの発表によると、豪国内酒類小売店での過去1年のNZ産ワイン購入量は前年比で4割近く増加したという。
同社の消費動向調査によると、豪州人家庭が1年間に小売店で買ったワインの伸びは全体で10%だったのに対して、NZ産は前年比で38%と大幅に拡大した。ワインの出費が多い常飲者ほどNZ産を選ぶ傾向が強いことも分かった。
ただ、新たにNZ産ワインを選択したのは7万4,000世帯に上ったものの、NZ産を1年に1回程度しか購入しない消費者も依然54.1%と半数を超えており、NZワイン業界にとっては「繰り返して購入するファンを増やすことが課題だ」(同社)としている。
豪統計局(ABS)によると、直近のNZ産対豪輸入量(通関ベース=今年3月四半期)は889万4,000リットルと前年同期比で30.8%増加。同四半期の豪州産ワイン国内消費量(1億347万2,000リットル)の伸び率14.7%を大きく上回った。
また、NZ産の08/09年度の輸入量は3,701万4,000リットルと、06/07年(1,814万2,000リットル)の2倍超に達している。輸入ワイン市場のシェアはNZ産が59.5%(08/09年度)で、2位イタリア(12.0%)、3位フランス(11.3%)を圧倒した。
NZ産は近年、豪州市場でソービニヨン・ブランをはじめとする白を中心に人気が出てきた。今年2月には豪主要都市のレストランなどで一般消費者向けの試飲会や業者対象の講習会を開催、販促の取り組みにも力を入れている。【7月30日付NNA豪州農業ニュースより】