香港 2010年7月30日(金曜日)
上期旅客が過去最高:1,685万人、先行きも楽観[観光]
上半期(1〜6月)の来港旅客数は前年同期比23.1%増の延べ1,685万6,016人に達し、上半期の過去最高を記録した。6月の旅客数も単月で過去最多に達し、観光業の好調さを印象付けた。
上半期は長距離、短距離市場からの旅客数がともに2けたの伸びとなり、それぞれ10.9%と21.6%増加した。全旅客の62%を占める中国本土からは26.9%増え、全体を引っ張った。本土旅客数は1,048万7,199人で、初めて1,000万人を突破した。
国・地域別ではロシア、中東、インドなど新興国の伸びが目立ち、それぞれ134.1%、24.1%、58.4%増。経済成長を背景に航空会社がこれら地域への路線を増便したことなどが寄与した。日本と韓国も円高、ウォン高を受け順調に伸びた。
6月は前年同月比43.5%増の延べ261万9,722人。本土からが54.5%と大きく伸びたのを始め、アジア地域からが軒並み大きく増加した。日本からは47.4%増の10万4,485人だった。
昨年上半期は新型インフルエンザ(H1N1型)の影響で伸び悩み、基数が低かったことも増加率を押し上げた。香港観光発展局(HKTB)の田北俊(ジェームス・ティエン)局長は「世界経済が上向き、消費者の旅行意欲が戻っていることは確か」と説明。先行きについては「夏休みシーズンは20〜25%増加する。下半期(7〜12月)も欧州問題が悪化しない限り、順調に推移する」と見通した。
■マカオへの日本人客大幅増
マカオ統計局が発表した6月の観光統計では、日本からの旅客が大きく伸びた。3万2,126人に達し、前年同月比70.5%の大幅増となった。
全体では30.6%増の190万4,395人。日本は平均伸び幅を40ポイント近くも上回った。
1〜6月の累計では、前年同期比17.9%増の1,222万9,446人。うち日本は19.0%増の20万1,275人。
マカオの老舗日系旅行代理店、サウスチャイナ(マカオ)トラベルの渡邊章太郎ディレクターはNNAの取材に対し、「マカオへの日本人観光客は今年に入り特に増えた印象がある。各社が安いパッケージツアーを売り出していることに加え、これまで欧米を渡航先に選んでいた日本人が、予算を抑えるため行き先を近場に変えていることも一因」とコメントした。<香港>