インドネシア 2010年7月30日(金曜日)
追徴9500億ルピア係争へ:ダイハツ、税務局に異議[車両]
アストラ・ダイハツ・モーター(ADM)が、財務省税務局から2期連続で更正通知を受け取ったことが明らかになった。08年3月期と09年3月期の追徴額は合わせて9,474億ルピアに達しており、ダイハツ工業は、不当な更正処分として「徹底的に係争する構え」と説明している。
ダイハツ工業によると、08年3月期分はロイヤルティー取引価格などに対し2,612億ルピアの更正通知を受領。09年3月期分は、売上取引価格などに対し6,862億ルピアの更正通知を受け取った。同社広報室によると、それ以前に同様の通知を受け取ったことはないという。
グループでは、先月30日に税務局に異議を申し立てており、現在は回答を待っている段階という。ダイハツ本社は、当局が独自に抽出した企業の利益率との比較で売上高を過少と判断した合理性を欠く見解で、承服できないと説明している。
■4〜6月に7.7万台生産
ダイハツ本社が28日に発表した4〜6月期決算によると、同期のADM生産台数は、過去最多の7万7,000台に達している。前年同期比で52.7%増加している。ダイハツ・ブランドの生産台数が89.1%増の3万3,000台。トヨタ向けのOEM(相手先ブランドによる生産)生産台数が33.6%増の4万4,000台だった。
ダイハツ・ブランドの内訳は、4月が75%増の1万200台、5月が74%増の1万300台だったものの、6月に2.2倍増となる1万2,300台を生産した。トヨタ・ブランドは、4月が47%増の1万5,400台、5月が22%増の1万3,000台、6月が32%増の1万5,600台だった。
ADMの生産能力は、塗装能力の引き上げなどで年間30万台までは拡大できると指摘。さらなる拡張については市場動向を見極めながら検討する必要があると説明している。
4〜6月期の小売販売台数は前年同期比78%増の2万9,600台。内訳は、4月が85%増の9,000台、5月が73%増の9,600台、6月が67%増の1万400台となっている。シェアは15.5%で、今年4月〜来年3月の販売台数目標を9万7,000台で、市場シェア16.5%を見通している。
トヨタのOEM供給向けを含めた販売台数は27万台で、今回の決算では上方修正を行わなかったという。