フィリピン 2010年8月11日(水曜日)
上半期の輸出額、37%増加:6月単月は約30カ月ぶり高水準[経済]
国家統計局(NSO)が10日発表した今年上半期(1〜6月)の輸出額(速報値)は237億1,068万米ドルとなり、前年同期比で37.7%増加した。主力の電子製品の需要回復を背景に、輸出額は8カ月連続でプラス成長を記録。6月は前年同月比33.4%増の45億4,506万米ドルで、増加率は前月(37.3%)から鈍化したものの、単月ベースの輸出額としては2007年11月以降で最高となった。
上期の輸出額を品目別にみると、電子製品が前年同期比45.2%増の141億7,285万米ドルとなり、全体の約6割を占めた。半導体など電子部品は同51.5%増の105億867万米ドルで、伝達・レーダー機器は前年同月の3倍に相当する3億8,440万米ドルに急増。電子製品を構成する9品目のうち7品目がプラス成長となった。
電子製品を含む上位10品目では、バナナ(生鮮)、マグロ、カソードを除く7品目がプラス。ココナツ油は5億7,246万米ドルで、前年同期の2.8倍に急増した。
産業別の輸出額は、製造が全体の87%に相当する40.1%増の206億5,368万米ドル。このほか、農水が36.6%増の13億75万米ドル、鉱業が16.6%増の8億3,438万米ドルなどとなった。
国・地域別の輸出額では、米国が30.6%増の38億8,685万米ドルで最多。日本が37.3%増の37億8,267万米ドルで続いた。3位のシンガポールは2.5倍増の25億1,836万米ドル。4位の中国は37.9%増の22億3,242万米ドルだった。
■シンガポール向け急増
6月単月の品目別輸出額では、電子製品が前年同月比49.1%増の29億439万米ドル。メーンの半導体など電子部品が71.2%増の22億9,336万米ドルと全体の数字を押し上げた。
6月の国・地域別輸出額は、シンガポールが前年同月の3倍に相当する7億4,883万米ドルとなり、米国と日本を抜き首位に浮上した。輸出額上位10カ国・地域のうち、オランダを除くすべてがプラス成長となった。