タイ 2010年8月18日(水曜日)
アイシンAI、新工場稼働へ:来年6月に車部品の生産開始[車両]
アイシン精機の子会社アイシン・エーアイ(AI)(愛知県西尾市)は、東部チャチュンサオ県に建設した第2工場の稼働を、来年6月に開始する計画を明らかにした。トヨタの1トンピックアップトラック「ハイラックスVIGO」向けに駆動系部品トランスファを生産する。
第2工場は、同県のウェルグロー工業団地内にある既存工場の隣接地に建設。敷地面積は3万7,000平方メートル、延べ床面積は1万5,000平方メートルで、2008年5月に着工し、昨年5月にしゅん工式を行った。投資額は約20億円。
08年後半の金融危機の影響で、自動車の生産が落ち込んだことから、稼働を延期していたが、生産回復を受け、稼働開始を決めた。アイシン・エーアイの広報担当者によると、現在既に設備搬入を終え、生産開始に向けた準備を進めている段階という。ただ、年産能力は当初予定の25万個から、約半分の13万個に引き下げる。
工場はアイシン・エーアイ(タイランド)が運営。同社は2002年設立で、資本金は7億8,400万バーツ。アイシン・エーアイが100%を出資する。第1工場では、手動変速機(MT)を生産し、トヨタ、三菱自動車、マツダと米フォード・モーターの合弁会社オートアライアンス・タイランド(AAT)などに供給している。
第2工場で生産するトランスファは、エンジンの動力を前後輪に伝達する4輪駆動車用部品。今後はトランスファ生産を事業の「第2の柱」として構築する計画で、事業拡大を図る方針だ。
タイ法人の従業員数は昨年末時点で451人。第2工場の稼働開始に伴い、間接部門なども含めて約250人の追加雇用を予定している。