マレーシア 2010年9月1日(水曜日)
JNTO、日本旅行の販促支援:特設サイトや見本市で[観光]
日本政府観光局(JNTO)はクアラルンプールで3日に開幕する旅行見本市「MATTAフェア」に向け、日本旅行商品の販促支援活動を強化している。今年7月に日本を訪れたマレーシア人の数は前年同月比63.0%となり、2月以降6カ月連続で増加。1〜7月でも前年同期比43.3%増と大幅に伸びた。見本市で今後に弾みを付ける考えだ。
JNTOシンガポール事務所の担当者によると、今回の「MATTAフェア」は、今年4月に外国人誘致活動ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)の対象国にマレーシアを加えて以降で初となる。従来は日本のPRが主だったが、今回からは旅行代理店のブースで日本旅行商品を購入する人にTシャツをプレゼントするといった「直接的な販促支援」も行う。
MATTAフェアのJNTOブースでは、日本のPR活動も強化。けん玉、コマといった伝統文化を実演紹介するほか、日本の風景を背景にポラロイドカメラで記念写真を撮れるコーナーも設ける。見本市に先駆けて、8月21日にはシンガポール向けに設置していた需要喚起のためのウエブサイト「ビジットジャパン2010ドットコム」のマレーシア向けページも開設している。
JNTOブースは、東京ディズニーランドなどテーマパーク運営のオリエンタルランド(OLC)、札幌市、岐阜県、独立行政法人の日本学生支援機構(JASSO)と共同で出展する。OLCと札幌市は2回目の出展。岐阜県は先ごろ知事がマレーシアを訪れて初の観光セミナーを開いている。JASSOは、日本旅行に関心のあるマレーシア人の留学生としての潜在性に期待する。隣接する区画にはJTBや地場旅行大手アップル・バケーションなどが出展しており、日本旅行販促での相乗効果を狙う。
■日本旅行の裾野広がる
JNTOの統計(推計値)によると、7月に日本を訪れたマレーシア人の数は前年同月比で63.0%増加し、8,000人となった。VJC対象の15カ国・地域の中で中国(143.0%増)、シンガポール(69.6%増)に次ぐ高い伸びを示した。訪日総数は38.9%増の87万9,100人だった。1〜7月累計ではマレーシア人6万2,800人が日本を訪れた。通年で10万5,663人を記録した2008年を5%上回るペースという。
JNTOの担当者はマレーシア人の日本旅行が好調な背景について、堅調な経済を背景とする旅行需要の増加、北海道人気の定着およびラベンダー鑑賞ツアーの好調があると指摘。クアラルンプールで過去3回行った旅行代理店向けの北海道観光セミナーによる認知度向上で日本旅行を取り扱う旅行会社が増え、販売の裾野が広がってきたことなども要因と説明した。11〜12月に掛けては、地場旅行アップルが北海道への複数のチャーター便を企画していることから、さらなる増加を見込んでいる。