インドネシア 2010年9月7日(火曜日)
住友ゴム ゴルフボール増産:イ新工場で世界生産2割増[製造]
住友ゴム工業の子会社スミラバーインドネシアは6日、ゴルフボールの第2工場を建設すると発表した。14億円を投じて設立する工場が完成すれば、住友ゴムグループの生産能力は2割拡大する。増産で北米での市場シェアを現在の4%から、中期的に10%達成を目指す。
住友ゴムグループでゴルフボールを生産するのは、スミラバーの西ジャワ州チカンペック工場と、SRIスポーツの市島工場だけ。海外で2拠点目となる新工場は、スミラバーの既存工場の近隣に4万平方メートルの用地を取得する予定という。来年3月に着工し、2012年7月に完工予定という。
SRIスポーツの声明によると、日本とインドネシアの両工場の稼働率が高水準で推移しており、今後の増販に対応するために生産能力の拡大が必要と説明している。
同社の広報担当者は、既存工場、新工場ともに生産能力は明らかにできないと説明した上で、新工場の従業員数は40人程度との見通しを示した。現在はチカンペック工場と市島工場を合わせて約100人で、第2工場はチカンペック工場とほぼ同数の従業員数になると予想している。
既存のチカンペック工場は敷地面積23万平方メートルで、従業員数は3,500人。ほとんどがタイヤ生産に従事しており、タイヤの月産能力は4,450トンとなっている。
■米で過去最高シェア
住友ゴムグループは、日本でゴルフボールのシェア3割を握るほか、英国でも23%に達している。ただ世界最大のゴルフ用品市場の米国では4%にとどまっており、日本を含めた世界のシェアは9%。1〜6月期の米でのシェア4.3%は過去最高を記録しており、スミラバーの第2工場建設などで、2015年までにSRIスポーツの売上高を1,000億円に拡大する計画だ。
1〜6月期のゴルフボール売上高は前年同期比15.3%増の68億円で、2010年12月期には、前期比8.9%増の134億円を予想している。総売上高は前期比2.5%減の640億円を見込んでいる。
SRIスポーツは、「ゼクシオ」「スリクソン」などのブランドでゴルフボールを販売。今年2月には石川遼選手と同選手が使用するスリクソンZ―STAR・XVの販売で使用契約を締結している。また、海外でのスリクソンボールを使用しているプロが今年32人に増加。また、今後の海外戦略として特に成長が見込める中国、アジア地域でのプレゼンス拡大を掲げている。