フィリピン 2010年9月8日(水曜日)
インフレ率、5カ月ぶり加速:8月は4.0%の上昇[経済]
国家統計局(NSO)は7日、8月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比で4.0%上昇したと発表した。前月の3.9%から0.1ポイントとわずかながら、5カ月ぶりに加速に転じ、今年5月以来の4%台を記録。燃料・電気・水道の高騰などが上昇率を押し上げた。一方、前月比(季節調整後)のCPI上昇率は、マニラ首都圏が0.6%、首都圏外が0.5%だった。
8月のCPI上昇率はフィリピン中央銀行の予測(前年同月比3.6〜4.5%)範囲内に収まった。年初からの平均上昇率は4.2%で、中銀の通年目標である3.5〜5.5%のレンジで推移している。
品目別にみたCPIでは、食品・飲料・たばこ、衣料品、燃料・電気・水道などのインフレが加速した半面、住居費・修理費とサービスは鈍化。燃料・電気・水道の上昇率が15.3%となり、前月の14.4%から0.9ポイント加速した以外は大きな変動はなかった。
地域別にみると、マニラ首都圏の上昇率は4.5%となり、前月の4.1%から0.4ポイント加速。燃料・電気・水道の上昇率が前月から5.3ポイント拡大し、25.0%と今年5月以来の高水準となった。
首都圏以外の上昇率は3.8%で前月と変わらず。対象16地方(リージョン)中、前月からインフレが加速したのは、カガヤンバレー、カラバルソン(南部タガログA)など6地方にとどまった。
■コアCPIは今年最高
価格変動の大きい食品とエネルギー関連の一部を除いて算出した全国のコアCPI上昇率は4.2%。4カ月ぶりの加速で、年初来の最高を更新した。