ベトナム・インドシナ  2010年9月9日(木曜日)
日系バイク販売19%増:上期で100万台超[車両]

NNAがまとめた日系バイクメーカー3社の上半期(1〜6月)のベトナム国内販売台数は、前年同期比19%増の119万2,000台だった。上半期だけで100万台の大台を超えたのはこれが初めて。市場全体の日系占有率も85%まで高まった。



首位ホンダ・ベトナムは18%増の81万2,000台。2位ヤマハ・モーター・ベトナムも、25%増の36万3,000台と大幅な伸びを示した。ベトナム・スズキは15%減の1万7,000台だった。台湾・三陽工業(SYM)系のVMEPは4万5,000台と推定される。地場の中国製コピー車や輸入車を含む市場全体では9%増の約140万台とみられ、日系の市場シェアは85%まで高まった計算だ。昨年通年では70%強だった。

なお、統計総局(GSО)によると、同期のベトナム国内のバイク生産台数は30%増の171万3,000台だった。

■ホンダAT車、34%増

ホンダ、ヤマハの2強はスクーターなどのオートマチック車(AT車)の販売を順調に伸ばしている。ホンダは6月末、年産能力を現行の150万台から200万台へ引き上げると発表。ヤマハも08年に移管した新工場の年産能力を70万台から100万台体制へと引き上げつつある。両社ともスクーターの生産力を高めるのが狙いだ。

ホンダのAT車の販売台数は34%増の27万6,000台となった。全販売に占めるAT車の割合も08年上半期の17%から09年上半期に32%、今年上半期は34%に拡大した。ただ、今年4月に投入されたAT車でカブ型(モペット型)のウェーブRSXは6月までの累計販売で、4,500台にとどまった。「AT車でカブ」というコンセプトがベトナム人に理解してもらうのに時間がかかっているようだ。

ヤマハもAT車販売が好調。23%増の約10万台だった。全販売に占めるAT車の割合は、08年上半期は21%で、09年上半期は25%で、今年上半期は28%だった。

気になるのは今後の動きだ。ハノイやホーチミン市では、渋滞対策のため車両登録料を引き上げる計画もある。こうした動きを不安要素と見る関連メーカーもある一方、地方では中国コピー車が多く走っており、まだまだ高品質の日系市場は伸びるとの見方も根強い。

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