タイ 2010年9月13日(月曜日)
JBCC、IT子会社設立:日系企業のシステム統合支援[IT]
東証1部上場で、情報技術(IT)インフラ構築大手のJBCCホールディングス(東京・大田)は10日、バンコク都内に設立した子会社JBCC(タイランド)の開業式を行った。海外拠点の開設は、中国に次いで2カ国目。日本と同水準のITシステムやITサービスを日系企業に提供し、東南アジアでの事業展開の中核とする。
JBCC(タイランド)は7月13日設立で、資本金は1,000万バーツ。社長には、JBCCホールディングスの矢花達也取締役が就任し、5人体制で業務を開始した。日本IBMのビジネスパートナーとして日本で培ったノウハウ、顧客基盤を生かし、IBMタイランド、業務用システム開発の地場系メトロ・システムズ・コーポレーション(MSC)と連携していく。
バンコク都内のホテルで行われた開業式には、IBMタイランド、MSCなど企業関係者が出席。矢花社長は、日系企業が海外拠点においても全社共通のITシステム導入を図ろうとしていると説明し、「システム統合で在タイ企業を支援していきたい」と語った。IBMタイランドのタンワ社長はスピーチの中で「IBMが事業を拡大する上で、ビジネスパートナーの存在は非常に重要だ」とJBCCのタイ進出を歓迎した。
JBCCは2008年11月、中国・大連に子会社を設立。昨年11月には上海にも子会社を設け、今月中に上海子会社の支店を広州に開設する。北京、天津への進出も検討しており、15年までには中国での事業で100億円以上、海外事業全体で150億円の売上高を目指している。
タイを進出先に選んだ理由について、矢花社長は「IBMや日本の顧客から打診があった」と述べ、経済連携協定(EPA)の枠組みもあることから有力な地域と判断したと説明。中国同様に多くの日系企業が進出しており、当面はIBMのユーザーを中心に実績を積みたいとしている。システム開発・導入から運用・保守まで幅広いサービスを提供する方針で、軌道に乗れば、マレーシアやシンガポールなど近隣国での事業も検討する。