タイ 2010年9月14日(火曜日)
タクシン派、活動を活発化:都心商業区などでデモ計画[社会]
タクシン元首相派の反独裁民主戦線(UDD)が、タクシン政権を崩壊させたクーデターから4周年を迎える19日に向けて、活動を活発化している。12日には自転車に分乗してバンコク都内をデモ行進した。19日には、4〜5月に占拠した都心商業区のラチャプラソン交差点で集会を計画しており、緊張が高まることも予想される。
13日付ネーションなどによると、UDDは12日、傘下組織のレッド・サンデー・グループのリーダー、ソムバット氏が中心となり、バンコク都内を自転車で行進するデモを行った。UDDのシンボルカラーの赤色のシャツを着込んだ約100人が、ラチャプラソン交差点を出発し、戦勝記念塔ロータリー、ディンデンを通り、ルンピニ公園に到着した。
政府は同日の活動を容認し、治安当局との衝突などは起きなかった。ソムバット氏は毎週日曜日に何らかの活動を行う考えを明らかにした。
■活動の予定
UDDは、2006年9月19日のクーデターから4年目、今年5月19日の強制排除から4カ月目を迎える19日に向けて各種活動を計画している。
17日には、UDD幹部のチャトゥポン氏が中心となり、UDDの幹部と活動家が収監されている全国の刑務所、施設の前でバラの花束をささげ、釈放を要求する。
チャトゥポン氏は、タクシン元首相派の最大野党のプアタイ党(タイ貢献党)所属下院議員で、3〜5月の大規模反政府活動を組織したUDD主要3幹部の1人。
18日には、UDD傘下のジュン24グループのリーダーで雑誌「レッド・パワー」編集者のソムヨート氏が中心となり、50台の車両に分乗して、バンコク都内ラプラオの商業施設「インペリアル・ワールド」前を出発し、翌19日に北部チェンマイに到着するデモ行進を行う。
19日には、ソムバット氏が中心となり、午前に都内ラマ4世通りのフアランポーン寺院を参拝。午後1時に民主記念塔に集結。その後、自転車に分乗してラチャプラソン交差点まで行進する。
同交差点では、ろうそくをともしたり、献花したり、風船を飛ばしたりするなどの活動を行う。
同日に北部のチェンマイでは、ソムチャイ前首相が中心となり集会を開催する。
UDDは、ほかにも西部ラチャブリ県、東北部ウボンラチャタニ県などで活動を行うもようだ。
バンコクには非常事態宣言が発令されているが、UDDは活動を強行する。ソムバット氏は、道路封鎖など過激な活動は行わないと主張しており、アピシット首相は、道路封鎖や公務執行妨害などの行為がない限り、一連の活動を容認する方針を明らかにしている。