フィリピン 2010年9月22日(水曜日)
8月新車、1.4万台に減速:納車遅れや在庫不足も影響[車両]
フィリピン自動車工業会(CAMPI)が発表した8月の新車販売台数は、前年同月比35.6%増の1万4,335台だった。前月に続き3割以上の増加率を示したものの、伸びはわずかに減速。納車の遅れや在庫不足が影響したとみられる。前月比では10.2%減となり、単月ベースの販売台数は3カ月ぶりに減少した。
CAMPIは8月の販売が減速した理由として、季節的要因に加え、納車の遅延や在庫不足を挙げた。ただエリザベス・リー会長は、消費者・企業景況感の改善を背景に、依然として昨年を大幅に上回るペースで販売が推移していると指摘。年間販売目標を現在の14万7,000台から再度上方修正する考えを示唆した。
8月の販売台数をメーカー別にみると、上位7社すべてが前月実績を下回ったものの、前年同月比では、ホンダ・カーズ・フィリピンズを除く6社が2けたのプラス成長を達成した。
トヨタ・モーター・フィリピンは37.4%増の4,849台で、3カ月ぶりに5,000台を割り込んだが、シェア34%で首位を堅持。この月に市場投入した高級ミニバン「アルファード」は15台、モデルチェンジした乗用車「アルティス」は263台を販売した。
2位の三菱モーターズ・フィリピンズと3位の現代自動車は、それぞれ50.1%増の2,708台、93.5%増の1,921台と好調を持続。4位のホンダは14.9%減の1,164台だった。
いすゞフィリピンズは13.1%増の862台、フォード車、マツダ車を取り扱うフォード・モーター・フィリピンは23.4%増の844台、日産車の一部を販売するユニバーサル・モーターズは23.0%増の524台と、いずれも堅調に伸びた。
乗用車とスポーツ多目的車(SUV)などを含む商用車の比率は36対64。前年同月からの増加率では、商用車が36.4%となり、乗用車の34.1%を上回った。
車種別では、トヨタの小型乗用車「ビオス」(1,384台)と多目的車(MVP)の「イノーバ」(1,037台)が上位を独占。三菱自のSUV「モンテロ」(918台)、トヨタのSUV「フォーチュナー」(786台)が続き、ホンダの乗用車「シティ」、現代自の小型車「アクセント」なども月間500台を突破した。
■累計10万台を突破
1〜8月の累計販売台数は、前年同期比37.0%増の11万2,454台となり、昨年よりも2カ月早く10万台の大台を突破した。9〜12月の残り4カ月で、1996年に記録した年間ベースの最高台数(16万2,000台)を更新するのはほぼ確実とみられる。(「『8月の新車販売』関連資料」に関連の表2つ)