フィリピン 2010年9月29日(水曜日)
貿易収支、7月は再び赤字に:輸入が16%増[経済]
国家統計局(NSO)が28日発表した7月の輸入額(速報値)は、前年同月比16.2%増の46億7,754万米ドルだった。単月ベースの増加率では、前月(2.6%)を上回り2カ月ぶりに2けた台を記録。一方、貿易収支は1億7,342万米ドルの入超となり、2カ月ぶりに赤字に転落した。
7月の輸入額を品目別にみると、全体の35%を占める電子製品は、前年同月比2.4%増の16億3,421万米ドルと全体の伸びを大きく下回った。メーンの半導体など電子部品が5.3%増にとどまったほか、通信機器や自動車電子機器などがマイナスとなったことが影響した。
電子製品を含む上位10品目では、有機・無機化学品を除くすべてが前年同月実績を上回った。電子製品を除く8品目が2けたのプラスで、穀物は前年同期の3倍に相当する1億5,273万米ドルに急増し、最大の伸びとなった。
貿易構造では、原料・中間財の輸入額が9.3%増の18億5,688万米ドルで、全体の約40%を占めた。以下、資本財が11.9%増の13億9,858万米ドル、原燃料・潤滑油および関連原料が17.8%増の7億1,898万米ドルなど。消費財は47.9%増の6億2,612万米ドルに膨らんだ。
国・地域別の輸入額は、日本が11.6%増の6億756万米ドルで最多。対日貿易収支は3,662万米ドルの入超だった。2位以下は、米国が0.1%減の4億7,141万米ドル、中国(本土)が8.6%増の3億8,373万米ドル、シンガポールが17.6%増の3億8,109万米ドルなど。
■累計貿易赤字は309億ドル
1〜7月の累計輸入額は、前年同期比26.7%増の309億1,052万米ドル。貿易収支は、累計赤字額が26億8,600万米ドルに上った。日本からの累計輸入額は28.8%増の38億542万米ドル。