フィリピン 2012年1月31日(火曜日)
テイクオフ:取材がきっかけで立ち寄…[社会]
取材がきっかけで立ち寄った首都圏のある国立病院。広い院内には緑が茂った中庭や吹き抜けの廊下などが設置されており、心地よい風が頬をなでる。病棟内は薄暗いものの、病院独特のにおいもなく、「ここが本当に国立病院?」と思ってしまうほどだった。病室内を見るまでは。
廊下からガラスの窓を隔てて見える病室には、所狭しとベッドが並べられ、囲いもない状態で患者が寝ていた。なかには、ベッドがなく、長いすの上に横たわる患者の姿も。大部屋の所々に扇風機が設置されているが、ヒトの熱気で蒸し暑く感じられた。これでは、病気が治るどころか、さらに悪化してしまいそうだ。
予算不足から施設の老朽化や病床数の不足などの問題を抱える当地の国公立病院。国民が安心して治療を受けられるようにするためにも、政府は一層努力する必要があるのではないかと強く感じた。(香)