インドネシア 2012年2月2日(木曜日)
テイクオフ:ジャカルタ東部郊外の工…[社会]
ジャカルタ東部郊外の工業団地群で繰り広げられた2カ月余りにおよぶ労使紛争が終わった。事の発端は昨年11月に決定した今年の最低賃金に対し、経営者側が高すぎるとして裁判所に提訴したことだ。
労働組合は確定した金額が引き下げられる可能性があることに納得がいかず反発。ともに振り上げた拳を下ろすことができなくなった中、最終的には労組による大規模なデモに経営者側が屈する形で結末を迎えた。経営者協会の会長は事態収束後にある会合で、「今回のような事態は2度と起こさない」と企業関係者を前に約束したという。
経済発展に伴い人々はより良い暮らしを夢見る。当地でも高水準の賃金を求める声はさらに高まる。ただ企業も急速な賃上げは続けられない。高度経済成長時に賃金闘争を繰り広げた日本も、現地法人を通じて過去の知見を生かすことはできないものだろうか。(樹)