タイ 2012年2月2日(木曜日)
シンフォニア、東部の新工場棟が今春稼働[製造]
シンフォニアテクノロジー(東京都港区)は、現地法人シンフォニアテクノロジー(タイ)を通じてバンコク東郊サムットプラカン県バンプー工業団地に建設した新工場棟を完成させた。今春にも本格稼働を開始する。現地法人の販売拡大に向け、昨年10月にはバンコク市内に営業事務所も開設している。
広報担当者がNNAに明らかにしたところによると、当初は1月から本格操業を開始する予定だったが、昨年の洪水の影響で引き渡しが若干遅れた。ただ、すでに建屋は完成して設備を入れている段階で、今春には本格生産を開始できる見込み。
シンフォニアは昨年2月、5億円を投じて新工場棟を建設すると発表した。タイ現地法人は1990年、パーツフィーダ(部品整列供給装置)の専門工場として設立したが、08年7月に現在の工業団地に拡張移転。パーツフィーダに加え、新道搬送装置やフォークリフト用コントローラも生産し、10年からフル稼働状態となっていた。
アジアなど海外向け需要が拡大していることもあり、同じ敷地内に床面積7,600平方メートルの新工場棟を建設することを決定。新棟の1〜2階部分では、既存棟で生産しているフォークリフト用コントローラを移管するとともに、日本からカラープリンター用コントローラ、建設機械用コントローラの一部生産を移管する。
未定となっていた新棟3階では、半導体搬送装置を生産することを決めた。日本から組み立て工程の一部を移管する。同装置は、半導体生産ラインの入り口に原材料のウエハーを入れるためのもの。シンガポールなど東南アジアで顧客が増えているのに対応する。
シンフォニアは2010〜12年度の中期経営計画で、タイ現地法人の売上高を4億5,000万円から12年度に16億円、14年度に30億円とする目標を盛り込んでいた。半導体搬送装置の生産移管も決めたことで、既存の目標プラスアルファを目指す。