インド  2012年2月4日(土曜日)
国際協力銀、地場銀行と環境保全で貸付契約[金融]

国際協力銀行(JBIC)は3日、民間最大手ICICI銀行と、環境保全事業に対する金融貸付契約を結んだと発表した。三井住友銀行を幹事行とした、三菱東京UFJ銀行との協調融資となる。協調融資額は上限3億米ドル(約230億円)で、JBICが1億8,000万米ドルを担い、民間2行の融資分に対してもJBICが保証するという。

ICICI銀と結んだ貸付契約によると、インド国内の再生可能エネルギーやエネルギー効率化事業を対象に、温室効果ガスの削減などに関する環境関連案件に必要な資金を融資する。地球環境保全業務(GREEN)の一環で、昨年3月にもJBICはICICI銀と同様の貸付契約を結んでいる。

JBICとICICI銀は、インドに進出する日系企業を支援する目的で、貿易金融から再生可能エネルギー・省エネ事業、火力発電設備輸出などに対して融資を手掛けてきた。すそ野産業の育成は、現地で円滑な業務推進の手助けになるとみている。環境分野での融資契約を結んだことで、これまで以上に緊密な協力関係を構築していく方針も示した。

JBICが環境分野での支援に乗り出す背景には、インド政府が、2020年までに国内総生産(GDP)単位当たりの二酸化炭素排出量を、05年比で20〜25%削減する目標に向けた取り組みを強化していることがある。JBICは、今後も地場銀行などとの連携を通じて、幅広い分野で金融支援を手掛けていく方針だ。

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