インドネシア  2012年2月10日(金曜日)
いすゞが部品施設を倍増、支援体制拡充で[車両]

いすゞアストラモーターインドネシア(IAMI)は車両部品を保管するパーツセンターを増築した。350億〜400億ルピア(約3億〜3億4,000万円)を投じ、延べ床面積を従来の2倍に拡大。24時間体制で顧客の支援を行うスタッフの増員なども進めており、アフターサービスの体制を強化している。【小故島弘善】



ジャカルタ郊外の西ジャワ州ブカシ工場に持つパーツセンターの建屋を5,000平方メートルに増築し、従来の3,390平方メートルから5割近く増やした。2階を設置することで延べ床面積を5,500平方メートルから1万平方メートルへと約2倍に拡大し、部品の貯蔵能力を4万4,000点から約6万点に引き上げた。

日本で販売する中型トラック「フォワード」をベースにした現地仕様車「ギガ」シリーズのスペアパーツを安定供給するのに加え、インドネシア国内に設置する4カ所の部品倉庫への供給体制を整えるために拡張した。同社は部品倉庫を東カリマンタン州サマリンダ、南カリマンタン州バンジャルマシン、北スマトラ州メダン、リアウ州プカンバルの4カ所に持つ。

■年内に倉庫2カ所を新設

浜崎隆ゼネラルマネジャー(販売サービス&部品担当)は9日に実施した竣工式でNNAに対し、「ディーラーからの部品請求は増え続けている」と説明。炭鉱などの顧客はトラックが動かないと業績に大きな影響が出るため、「今後もより早く交換部品を供給できる体制を構築していく」と語った。

顧客を24時間体制でサポートする「フィールドアドバイザー(FA)」サービスを開始しており、現在20人ほどいるアドバイザーを年内に47人に引き上げる計画も示した。「各販売拠点に1人以上のFAがいることが理想」と語った。

ヨハネス社長によると、今年の販売目標は前年比18.3%増の3万4,000台。このうち中小型トラックが計2万4,000〜2万4,500台で、「パンサー」など多目的車(MPV)とピックアップが1万台という。

ブカシ工場の年産能力は3万5,000台で、今年は8,000〜8,500台の能力増強も検討していることや、部品の現地調達率はギガシリーズで25%、エルフの現地仕様車「Nシリーズ」で35%にそれぞれ引き上げる考えも明らかにした。

IAMIはこのほか、年内に販売拠点数を87カ所から109カ所まで拡充するほか、部品倉庫を東ジャワ州スラバヤと南スラウェシ州マカッサルにも建設する計画を進めている。

■新工場は14年に完工

いすゞは、西ジャワ州カラワン県のスルヤチプタ工業団地に新工場を建設する計画を進めている。すでに30万平方メートルの敷地を確保済みで、年末をめどに着工。2014年の完工を目指す。投資額などの詳細は明らかになっていない。稼働当初は生産台数を少なくし、段階的に引き上げていく方針だ。

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