フィリピン 2012年2月20日(月曜日)
科技省がバナナ品種を研究、パナマ病対策で[農水]
モンテホ科学技術相は、バナナを枯死させる「パナマ病(フザリウム萎凋病)」の封じ込めに向けて、パナマ病への耐性が強い品種開発を含め、短期・長期両面からあらゆる手段を講じていく姿勢を示した。
マニラブレティンによると、同相は、ミンダナオ地方ダバオ市で開かれたバナナの生産者や輸出業者、調査機関などとの会合で、パナマ病に万全の対策を取ることを確約。具体的には、対策に必要な資金の支出を迅速化するため、プロジェクト全体の承認が行われていない時点でも資金を拠出できるよう行政手続きの見直しを進めるとした。
また、長期的な対策として、パナマ病に対して耐性の高い品種の開発に向けて研究開発を進めていく考えを明らかにした。新品種は、パナマ病に強いことに加え、フィリピン国内での生育に適していることや、現在、最も流通しているキャベンディッシュバナナに品質が近似していることなどを目標とするという。新品種の開発に当たっては、台湾に対して、バナナの細胞質の提供といった協力を求めていく考えを示した。