インドネシア 2012年2月23日(木曜日)
雪印メグ、合弁でプロセスチーズ生産へ[食品]
雪印メグミルクは22日、インドネシアでプロセスチーズを製造・販売する計画を明らかにした。来月をめどに地元企業、伊藤忠商事との合弁会社を設立し、来年3月までに生産を開始する計画。まず同国内で20億円の売り上げを目指すほか、将来的には他国への輸出も視野に入れている。
合弁会社は、メグミルク・スノー・ブランド・インドネシア。資本金は500万米ドル(約4億円)で、雪印メグミルクが51%、地元ロダマスが40%、伊藤忠が9%を出資する。
工場は、西ジャワ州ブカシ県のジャバベカ工業団地に設ける。年産能力は2,000トン。製品のプロセスチーズは、当初インドネシア市場向けに販売するが、周辺諸国への輸出も行いたい考え。雪印メグミルクは、グループ中期経営計画に掲げる「新規事業領域への展開」で、アジア・オセアニアを中心とした新たな事業展開を進めている。インドネシアへの進出は、この第1弾となる。
同社の広報担当者は「東南アジアで最大の人口を抱え、急速な経済成長に伴い中間層による乳製品の消費が飛躍的に伸びることが見込まれるため、インドネシアへの進出を決めた」と説明。昨年1月から進出に向けた検討を進めてきたと明らかにした。同国のチーズ市場規模は年間100億円程度とみており、雪印メグミルクは20億円の売上高を見込む。
ロダマスを提携先に選んだ理由としては「国内各地に食品の販売網を展開し、強い事業基盤を持っている」ことを挙げた。同社は1959年設立で、食品や消費財、化学品、住宅関連用品などの製造と卸売りなどを手掛ける。
雪印メグミルクの海外生産拠点はインドネシアが2カ国目。オーストラリアでは育児用粉ミルクとカマンベールチーズを生産し、台湾や香港、タイ、マレーシアで販売している。