シンガポール  2012/09/10(月曜日)
常陽銀行、駐在員事務所を開設[金融]

常陽銀行(茨城県水戸市)は7日、シンガポール駐在員事務所の開所式を実施した。海外事務所の開設は1996年の上海事務所開設以来16年ぶりとなる。

投資環境やインフラ、税制、現地ニーズなど東南アジアを中心とした地域の現地情報の提供や市場調査、商談会開催などを通じて顧客企業の海外進出を支援する。日本人2人が駐在する。将来的にはシンガポールに拠点を構える日本の各地方銀行と商談会開催などで協力することも視野に入れている。

同行の寺門一義頭取は「日本で定期的に開催している海外進出相談会には多くの申し込みがあり、取引先の約170社はすでにタイやベトナム、インドネシアなどアジアを中心に海外へ進出している。海外の成長を取り込みたいという顧客ニーズが高まる中、現地に近い場所で質の高いサービスを提供したい」と説明した。

取引先の海外進出先は中国、東南アジアが大半を占める。新事務所設立でこうした企業に対する支援体制を強化する。特に昨年の東日本大震災発生後、顧客の間で海外進出を目指す動きが加速しているという。

茨城県は都道府県別で製造品出荷額が全国8位、農業産出額は2位。寺門頭取は「第1次、第2次産業のバランスが取れている。こうした地元で勢いのある産業の活性化を図る上でも海外進出支援は重要」と話す。

同行はアジアでタイのカシコーン銀行(KBANK)、バンコク銀行(BBL)とそれぞれ業務提携しているほか、今月5日にはインドネシアの国営銀行バンク・ネガラ・インドネシア(BNI)と日系現地法人向けのルピア建て融資で覚書を交わしている。また7日にはマレーシアやインドネシア、フィリピンなどアジア7カ国の通貨での海外向け送金サービスを開始した。



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