コラムフィリピン
フィリピンの駐ポルトガル大使の自宅が盗難被害にあったことが報じられた。宝石や高級時計などが盗まれ、被害額は約30億円に及ぶという。何よりも外交官にそれだけの資産があったことに驚いた。 現政権が優先課題に掲げる貧困対策。現在、貧困世帯向けに条件付き現金給付などの政策を進めているが、先に行われた民間の調査では、全世帯の半数以上が自らを「貧困世帯」と意識していると答えるなど、対策の実効が上がっていないとの批判も聞く。そうした中、今回の盗難被害額を思い合わせると、当地の極端な「格差社会」をあらためて実感する。 貧しさは、自らと他人との比較によってさらに身にしみるもの。格差社会は日本でも課題となっているが、かつては「一億総中流」と呼ばれた時代もあった。当時は批判も多かったが、今からすれば、古き良き時代だったのかもしれない。(須) コラム一覧
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