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【オーストラリア】今年度の一次産品輸出4%減:最新予測

干ばつの影響で、今年度の一次産品の輸出高は前年度比4%減の870億豪ドルに落ち込む見通し――豪農業資源経済局(ABARE)が4日に発表した。さらに豪ドル高が重なるため、来年度はほぼ横ばいになる見込みという。

昨年度の農産物輸出高は310億豪ドルに上ったが、今年度と来年度はそれぞれ270億豪ドル程度にとどまる。特に穀物の輸出高は20%も減る見通しだ。詳細は以下の通り。

◇畜産――来年度の牛肉の輸出高は5.4%減の35億豪ドル。マトンの輸出高は2%減るが、ラム肉は8.6%増加が予想される。牛の輸出頭数は90万頭、羊の輸出頭数は8.6%減の550万頭の見込み。

◇乳業――今年度の牛乳生産量は3%減るが、来年度は干ばつが解消して、1.7%増の1,030万リットルに回復する。乳牛の頭数は2.3%減って現在200万頭強だが、来年は3万3,000頭ほど増える。牛乳価格は今年度の1リットル27豪セントから、来年度は28.5豪セントに上がる見込み。

乳製品の輸出は干ばつの影響を大きく受けた。バターの輸出量は11.1%減、チーズは16.9%減、スキムミルクは6.1%減。これら乳製品の輸出高は3.7%減の26億豪ドルに落ち込むが、2005/06年度には30億豪ドルまで回復すると予想される。

◇ワイン――今年度の輸出額は25億豪ドル。来年度の輸出量は17.6%増の6億1,300万リットル、輸出額は29億豪ドルの見込み。

◇羊毛――今年度の生産量は54万5,000トン、価格は11.2%下落する。価格は来年度に1キロ1,070豪セントに達した後、950豪セントまで下がって安定する。来年度の羊毛輸出高は、16.8%減の34億豪ドルの見込み。

◇木綿――今年度の生産量は62.1%減の26万2,000トン、来年度も17万3,000トンに減る。輸出高は半分の5億1,200万豪ドルに減少する。国際相場は1キロ50米セント強で推移する見込み。

■鉱物・エネルギー関係

今年度の輸出高は562億豪ドル、来年度は564億豪ドルと予想されている。商品別の詳細は以下の通り。

◇石油――原油価格は1バレル当たり36米ドル(59.45豪ドル)まで上がっているが、今後ベネズエラの石油生産が正常に戻れば、22〜28米ドルに下がると予想される。

◇金――イラク危機で金相場は1オンス当たり360米ドルまで上がっているが、今年(暦年)は335米ドルに、来年は305米ドルに下落する見込み。

◇石炭――来年度の生産量は1%減の6,740万トン、輸出高は0.5%減の120億豪ドルが見込まれる。来年度の原料炭価格(1トン当たり)は3.1%減の69.4豪ドル、一般炭は2.4%減の45.5豪ドルの見通し。

◇鉄鉱石――来年度の生産量は2.6%増の2億トン。価格も4%上昇の見込み。このほか、アルミナ、アルミニウム、ニッケル、鉄鋼も価格が上昇する。

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