中東情勢の緊迫化を受け、ウッドランズとトゥアスのチェック・ポイントでは14日から、すべての自動車、二輪車に対する荷物の検問が実施された。地元各紙が伝えた。
これまで、検問は抜き打ち的に行われてきた。朝の通勤ピーク時でもチェック・ポイント通過の所要時間は10〜15分ほどだったが、今回の警備強化で待ち時間は約1時間と大幅に延びた。
15日の午前9時頃には検問を待つ車両の列が1キロにわたって続いた。ウッドランズ・チェック・ポイントでは、1日に自動車2万台、二輪車約3万5,000台、トラック1,500台、バス800台が通過する。
今回の措置についてウォン・カンセン内相は14日、「ピーク時の渋滞発生で不便が生じるが、安全強化を考えればその代償は小さい」と述べている。
一方、マレーシアのアブドラ副首相兼内相(首相・財務相代行)は地元紙ニュー・ストレーツ・タイムズに対し、「今回のシンガポールの動きは、国内の司法管轄内で行っている安全対策措置。イラク攻撃がいつ始まってもおかしくないとの懸念から、より厳しい検査を実施したのだろう」と語った。一方、ライス・ヤティム首相府相は、「マレーシア人への嫌疑の表れ。われわれはシンガポールからの入国者に同様の措置は取らない」とコメントしている。
