11億人の消費市場〜ものづくりニッポンの挑戦

巨大な人口を抱えるインドで今、消費市場が急拡大している。車、家電、加工食品、日用品、各種サービスまで同国の消費者の購買活動が活発化。この一方で、複雑な法律、未開放の小売り、インフラの未整備など難題も多い。

NNAは今回、インドの消費市場を相手にする日系企業の取材の第2弾を実施。魅力的だが手ごわいこの市場に、「ものづくりニッポン」はどう挑むのか。


最終回「変わる生きかた、新たな商品と価値の流入の中で」


デリーの一角の閑静な住宅街にある大きな邸宅。木々に囲まれた入口付近には、メルセデス・ベンツ、オペル、トヨタ、フォードの車が並んでいる。ここは市内で内装関連の会社を経営するオベロイさんの自宅だ。

案内された20畳以上もあるリビングには品の良いソファやテーブルが配置され、飾り棚や花がさりげなく置かれている。大きなガラス窓からは光が十分に入ってきて、この空間をさらに居心地の良いものにしている。

56歳のオベロイさんはパキスタンとの国境付近の生まれで、北部ウッタルプラデシュ州、北東部アッサム州で学業を終えた後、デリーに移ってきた。裕福な一族の出身で、現在のビジネスも順調。公立よりも私立学校の方が教育水準は高いとされるインドだが、2人の娘たちをずっと私立学校に通わせてきた。妻を若くして亡くすという不運もあったが、今は娘たち、高齢の母親と穏やかな生活を送っている。

[P  R]

[P  R]

[P  R]

Yahoo!ブックマークに登録Yahoo!ブックマークに登録