アジアから見た東日本大震災

3月11日に東日本を襲ったマグニチュード9.0の地震と津波は、アジア各国・地域にも大きな衝撃を与えた。多数の犠牲者、寸断されたライフライン、そして原発事故。アジアはこの震災をどう伝えたのか。

【インドネシア】トヨタ・インドネシア40周年、CSR強化へ (2011/04/20)


トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インドネシア(TMMIN)とトヨタ・アストラ・モーター(TAM)は19日、北ジャカルタにある遊園地タマン・インピアン・ジャヤ・アンチョールで、「トヨタ・エコ・アイランド」の開園式を行った。トヨタ・グループが進める企業の社会的責任(CSR)活動の一環。インドネシアで今年、創業40周年を迎えたトヨタはCSR活動への取り組みを一層強化していく方針だ。【吉岡由夏】

TMMINの横井俊広副社長は、今月12日に創業40周年を迎えたことについて、「インドネシアの自動車業界の発展に参画できたことを非常にうれしく感じている。トヨタを支持してくれたインドネシアの顧客に感謝したい」と述べた。

「国民車」として親しまれているトヨタの多目的車(MPV)「キジャン」は、1977年に発売されてから今年で34年目を迎える。2004年に投入した最新の第5世代「キジャン・イノーバ」の今年1〜3月の小売販売台数は1万4,699台で、前年同期比16.4%増。全車種の小売販売台数は28.0%増の8万 4,858台で、国内市場の38.9%を占めた。

3月11日の東日本大震災の影響で部品調達に支障が出ているため、現在は2直体制(1直8時間)で工場を稼働しており、残業なし、休日出勤なしの体制をとっている。日本では今月18日からすべての工場で車両生産を再開したが、部品の供給状況をみながら、生産台数を通常の5割程度に抑えている。インドネシアでの今後の生産体制は日本からの情報を確認しながらになるという。

■環境・教育支援

トヨタは創業40周年を機に、「善良の種をまく終わりなき旅」というテーマで、社会貢献に一層力を入れる方針。19日に開園した「トヨタ・エコ・アイランド」は、トヨタの寄付金で植樹された公園だ。昨年7月から新車販売1台当たり3万5,000ルピア(約340円)を寄付する「トヨタ・カー・フォー・ツリー」プログラムを開始し、同年12月までの半年間で40億ルピアを寄付した。タマン・インピアン・ジャヤ・アンチョールに設けられた広さ3.5ヘクタールの「アンチョール・エコパーク」のうち、1.5ヘクタールがトヨタ・エコ・アイランドになっている。この活動は今後も続けていく計画だ。

環境保護活動としてはこのほか、05年に始めた若者の環境意識向上プログラム「トヨタ・エコ・ユース」がある。毎年、環境への取り組みが優れた高校に賞金を授与するもので、今年2月には計6億ルピアを参加校に寄付した。

教育分野のCSRも毎年行っている。1991年から始まった「トヨタ技術教育プログラム(T―TEP)」は、全国の技術専門学校に修理や車体塗装用の工具の寄贈や、カリキュラムの支援などを行うもので、今年は新たにリアウ州プカンバル、南スラウェシ州マカッサル、北スラウェシ州マナド、中部ジャワ州スマランの4校を対象校に加えた。全国で57校を支援しており、1校当たりの支給額は8億ルピアに上るという。

このほか、08年から毎年、幼稚園の教員を対象に、子どもたちへの読み聞かせを競う「トヨタ・ブルチェリタ」も行っている。


>>この目次トップへ

[P  R]

[P  R]

[P  R]